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〈内在の哲学〉へ ―カヴァイエス・ドゥルーズ・スピノザ―

著者:近藤和敬 
出版社:青土社
単行本:500ページ
発売日:2019-06-10
分類: 思想  西洋思想  哲学 
キーワード: 哲学 
〈内在の哲学〉へ ―カヴァイエス・ドゥルーズ・スピノザ―
       

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<目次>

序 現在の“外”を思考するために
第1部 エピステモロジーとドゥルーズ
  • カヴァイエスの問題論的観点から見た科学的構造の生成―来るべきエピステモロジーのために
  • ドゥルーズの科学論―問い‐存在に向かうプラトニスムの転倒。『差異と反復』の解釈
  • エピステモロジーの伏流としてのスピノザ、あるいはプラトン―Knox Peden,Spinoza contra Phenomenology.French Rationalism from Cavaill`es to Deleuzeを読む
  • ドゥルーズはシモンドンの議論をいかに理解し使用したか―ドゥルーズの忠実さと過剰さ
  • アナロジーとパラロジー
  • 存在論をおりること、あるいは転倒したプラトニスムの過程的イデア論―ポスト・バディウのドゥルーズ
  • メイヤスーとバディウ―真理の一義性について
第2部 カヴァイエス、ドゥルーズをへてスピノザへの回帰と“外”の思考
  • カヴァイエス、エピステモロジー、スピノザ
  • カヴァイエスの哲学における「操作」概念の実在論的理解のために
  • ある理論が美しいといわれるとき、その真の理由は何でありうるか
  • カヴァイエスの「一般化の理論」の形式化に向けた考察―フロリディの「情報実在論」とカヴァイエスのフッサール批判
  • 「問題‐認識論」と「問い‐存在論」―ドゥルーズからメイヤスー、デランダへ
第3部 “内在の哲学”への道程
  • 普遍的精神から、ネットワーク状のプシューケーでなく、特異的プシューケーへ―思考の脱植民地化とEndo‐epistemologyへの転回のために
  • 「内在の哲学」序説―知性の問題論的転回
  • 哲学の外部であり同時にその内在平面でもある「脳」―「思考するのはまさに脳であり、人間ではない。なぜなら人間とはひとつの脳的結晶化にすぎないのだから」というドゥルーズとガタリ『哲学とは何か』結論部の文言の読解について
  • 郡司ペギオ幸夫『天然知能』の要約と注解
  • 現代思想の古層と表層のダイアグラム

<新聞書評>

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