プロローグ “島”にわたった科学者たち
占領と視察―第一次世界大戦と南洋研究の起源
南洋庁と現地調査(1)―民族誌と自然人類学
南洋庁と現地調査(2)―ヤップ島の人口減少をめぐって
「文明」から遠く離れて―土方久功と「裸の土人たち」
サンゴ礁の浜辺で―パラオ熱帯生物研究所の来歴
緑の楽園あるいは牢獄―パラオ熱帯生物研究所の研究生活
“島”を往来する―南洋学術探検隊・田山利三郎・八幡一郎・杉浦健一
「来るべき日」のために―京都探検地理学会のポナペ調査
さらに南へ!―戦時下のパラオ熱帯生物研究所とニューギニア資源調査
パラオから遠く離れて―パラオ研関係者のアジア・太平洋戦争
“島”が遺したもの―南洋研究と岩山会の戦後
エピローグ 科学者が歴史を記録するということ