序 地方文学研究と近代日本における“東北”表象
1章 島木健作の「地方」表象
2章 戦時下のモダニズムと“郷土”―雑誌『意匠』・沢渡恒における「東北」
3章 『文学報国』『月刊東北』における地方/東北表象の消長
4章 提喩としての東北―吉本隆明の宮沢賢治体験
5章 “脱卻”の帰趨―高村光太郎に於ける引き延ばされた疎開
6章 更科源蔵と『至上律』における地方文化
7章 皇族の東北訪問とその表象―宮城県公文書館所蔵史料にみるイメージの生成
8章 「北日本」という文化圏―雑誌『北日本文化』をめぐって