「絶筆」で人間を読む 画家は最後に何を描いたか
<マイリスト>
<目次>
第1部 画家と神―宗教・神話を描く
- ボッティチェリ『誹謗』―官能を呼び起こせし者は、消し去り方も知る
- ラファエロ『キリストの変容』―バロックを先取りして向かった先
- ティツィアーノ『ピエタ』―「幸せな画家」は老衰を知らず
- エル・グレコ『ラオコーン』―新しすぎた「あのギリシャ人」
- ルーベンス『無題』―「画家の王」が到達した世界
第2部 画家と王―宮廷を描く
- ベラスケス『青いドレスのマルガリータ』―運命を映し出すリアリズム
- ヴァン・ダイク『ウィレム二世とメアリ・ヘンリエッタ』―実物よりも美しく
- ゴヤ『俺はまだ学ぶぞ』―俗欲を求め、心の闇を見る
- ダヴィッド『ヴィーナスに武器を解かれた軍神マルス』―英雄なくして絵は描けず
- ヴィジェ=ルブラン『婦人の肖像』―天寿を全うした「アントワネットの画家」
第3部 画家と民―市民社会を描く
- ブリューゲル『処刑台の上のかささぎ』―描かれたもの以上の真実
- フェルメール『ヴァージナルの前に座る女』―その画家、最後までミステリアス
- ホガース『ホガース家の六人の使用人』―諷刺画家の心根はあたたかい
- ミレー『鳥の巣狩り』―農民の現実を描いた革新者
- ゴッホ『カラスのむれとぶ麦畑』―誰にも見えない世界を描く
<新聞書評>
<中野 京子の本>