振りむけばなくなりさうな
ややこしく血筋からまる―郷里そして祖たち
群れて遊びし記憶なく―君江との接点を求めて
おまへがおれを眺めてた―古い日記から
友とせしはひとり汝れのみ―女坂での約束
私をさらつて行つてはくれぬか―恋人と
ひとすぢ続く蝉のこゑ―横浜、東京
ざんざんばらんと―若い家族
母国語の母音ゆたかに―アメリカへ
しつかりと飯を食はせて―「コスモス」から「塔」
ひとつ家に寝起きしてゐし日のことを―母と私
さみしくてあたたかかりき―そして…
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