- 冷戦後の政治の大変貌と天皇の新たな利用
- 天皇の役割をめぐる新たな対抗の台頭―右派の新天皇への懐疑と批判
- 第一ラウンド「日韓『おことば』摩擦」をめぐる政治と天皇
- 天皇訪中をめぐる支配層内の対抗と天皇
- 「皇后バッシング」という形での右派の天皇・皇室批判とその終熄
- 九〇年代中葉以降の政治の激動と、政治と天皇制との距離
- 「平成流」の確立
- 天皇明仁の「象徴」「憲法」「戦争・平和」観の構造
- 皇位継承問題への執着―皇太子批判から女系天皇、女性宮家構想まで
- 保守政治と天皇の緊張関係
- 第二次安倍政権の政治的ねらいと天皇
- 第二次安倍政権下での保守政治と天皇の緊張の激化
- 退位問題をめぐる攻防
- 徳仁天皇へ
- 「平成流」の遺産
- 象徴天皇制の将来へ向けての二つの課題