- 葡萄の木のある家―地中海の田舎にわたしの家をつくった頃
- 「ベラヴィスタ」と呼ばれる地中海の宿の女主人たち―わたしの家が出来るまでの序
- 地中海はわたしの台所―森の薪を燃やして魚を焼く宵
- わたしの田舎の家からの遠足―廃虚の僧院へ三世紀をさかのぼる夏草のなか
- プロヴァンスの優しい休息―炉を焚いて炎と語るパントマイム
- 炉の灰に埋めてローストチキンはできあがる―フランスの美味の基本理念
- 昔風牛肉煮込みはおさとうを入れるだけ―マダム・イヴォンヌは講釈しない
- 世紀末、乳母のお乳を吸わされたわたし―そして子供時代のおやつは
- もう料理レシピはうんざり―コレットさんの『ヴォーグ』誌の料理記事
- 葡萄酒は冬の宵ごとたのしく煮え立っていた―わたしのブルゴーニュ
- はしばみの沈黙におもう子供時代への挽歌
- シャネルにコートを作ってもらう
- マルセル・プルーストからコレットへ
- コレットよりマリー・ローランサンへ
- ファルグ氏が語るコレットへの讃歌―幸せを世紀の末まで語りつぐ女