第1部 東京のための復興か、東北のための復興か―広域システム災害のなかで一年目の問い
- 東北発の復興論へ―再生はどこからはじまるのか
- 原発避難の実像―避難からセカンドタウン、そして故郷再生へ
- 震災をめぐる東京と東北―“疑似原発”論
- 新たな「安全神話」とナショナリズムの形成
- 市民社会不在の復興?―阪神・淡路大震災から東日本大震災へ
- 「帰る」「帰らない」をめぐる住民と自治体―帰還政策がもたらす葛藤と危険自治体の可能性
- コミュニティ災害からの復興と政策―防災至上主義と復興至上主義はいかに形成されたか?
- 隘路に入った復興から、第三の道へ
- 原発避難者は、「今は帰れない」と声を上げていい―帰還政策が推進される社会心理学的構造