第1章 “人間”にはエリートしかなれないというよく知られた事実―通俗小説からみる大正教養派
第2章 東大生“以外”はどんな本を読んできたか―女の教養の範囲
第3章 恋愛は女の革命か!?―マルクス主義と人文的教養の凋落
第4章 差別するにはまず女性を活用すべし―「教養」の二重底
第5章 向上心があなたをダメにする―教養雑誌の投稿から
第6章 “文学少女”はいない―文豪たちの邪悪な共同体
第7章 お稽古も命がけ―戦中における“ほんとうの教養”の呪縛
第8章 戦後文学部の女性化―“役に立たなさ”の大暴落
第9章 文系バブル崩壊―その後に残るもの