第1章 ドングリと爆撃機―国家総動員経済の真相
- 「商店街を壊してまわった」―統制経済と暮らし
- 「国民を欺いてしまった」―知らされなかった経済破綻の真実
- 「軍部に都合の悪い結論だった」―勝ち目なかった対米開戦
第2章 「リンゴの唄」から「炭坑節」―混沌からの生活再建
- 「預金封鎖が父を変えてしまった」―破綻国家のツケ重く
- 「刑務所を出ると世界が変わっていた」―GHQ改革と人びとの暮らし
- 「何が何でもつくってやる」―ゼロからの経済復興
- 「輸出がだめならパンをくれ」―占領政策に翻弄される
第3章 高度経済成長と「人間蒸発」―国造りの「神話」
- 「経済成長率の闘いだ」―国民を再び動員した高度成長
- 「南極で食べた。うまかった」―開花する「庶民発」イノベーション
- 「辞めなきゃ口にだせなかった」―犠牲になる環境と健康
- 「クレバスに落ちるように人が消えていくんだ」―空洞化する心、変質する地域
第4章 オイルショックと「老いるショック」―行き詰まる豊かな社会
- 「多くの人が言うウソはホントになる」―ショックがパニックにまで発展した理由
- 「「太陽光」なんてゴミみたいなものじゃないか」―脱石油社会への挑戦と蹉跌
- 「女性が安心して産めない社会になってしまった」―少子化と円高、「成長」の限界
- 「何人かの仲間は自ら命を絶った」―金融敗戦、政策ミスとその代償