第1章 ごみ収益の奪い合い―開港と混迷の時代
第2章 衛生へのめざめ―コレラ禍と松方デフレ
第3章 たくましき明治の企業家たち―リサイクル業の盛衰
第4章 ごみが「廃棄物」になった日―汚物掃除法とその後
第5章 与謝野晶子、廃物利用ブームを叱る―「勤倹」と女子教育
第6章 成金景気、リサイクルが多様化―第一次世界大戦の余波
第7章 ごみとはいえぬが廃棄物?―震災ガレキ、公害、屎尿
第8章 新しい「廃品回収」参入者―そして昭和戦時下へ
第9章 「決戦だ、残らず出そう鉄と銅」―戦局の悪化と銃後の苦闘
第10章 衛生処理の敗戦―焼跡にごみと屎尿が捨てられて