原子力史の前夜―占領下での経済再編 一九三〇年代から一九四〇年代
原子力推進の黎明―「核の平和利用」という虚構 一九五〇年代
原子力発電の幻想―純国産エネルギーを求めて 一九六〇年代
問題噴出の原子力―原発事故と人びとの不安 一九七〇年代から一九八〇年代
地域社会の買収―「電源三法交付金」と匿名寄付
原発立地と住民たち―経済的ほどこしと、市民たちの勝利なき法廷闘争
第7章 原発の経済性―「低廉な電源」ではない原発
隠された被曝労働―原発を支え続けた男たち
迷走する原子力政策―展望なき巨大プロジェクト
「原子力ムラ」の利益配分―利権をむさぼる外郭団体
日本の原子力推進体制―原発擁護の仕組みと支持者たち
原子力推進複合体―世界をめざす利権配分システム