序章 竹の里人素描
第1章 『七草集』の憂悶―「よからぬ噂」の真相
第2章 『はて知らずの記』の中の歌―鮎貝槐園訪問
第3章 「歌よみに与ふる書」一件―実朝再評価の目論見
第4章 橘曙覧発見―「手段を写実に取りし歌」
第5章 「小石川まで」を読む―「歌修行」の散策
第6章 「はがきノ歌」とは何か―「マドンナノ耶蘇」
第7章 愚庵和尚の存在―「趣味上に悟れぬ坊様」
第8章 鉄幹子規不可並称の説―「子規是ならば鉄幹非なり」
第9章 根岸短歌会の人々―「結城のたかし吾は忘れず」
第10章 『竹乃里歌』の讃―「病ひに死なじ歌に死ぬとも」