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戦後日本、記憶の力学: 「継承という断絶」と無難さの政治学

著者:福間 良明 
出版社:作品社
単行本:340ページ
発売日:2020/07/14
価格:2970円
分類: 社会一般  社会学概論 
戦後日本、記憶の力学: 「継承という断絶」と無難さの政治学
       

<マイリスト>

<目次>

プロローグ 「継承」の欲望と戦後
1 空間の力学―「記憶の場」の構築と齟齬
  • 靖国神社、千鳥ヶ淵―「社」と「遺骨」の闘争
  • 広島、長崎―「被爆の痕跡」ポリティクス
  • 沖縄・摩文仁―「戦跡というメディア」の成立と変容
2 文化の力学―ポピュラー文化と死者の情念
  • 映画『野火』―「難死」と「嘲笑」の後景化
  • 映画『軍旗はためく下に』―覆され続ける「予期」
  • 鶴見俊輔とカウンター・クライムの思想―「順法」への懐疑
3 社会の力学―「無難さ」の前景化と現代
  • 鹿児島・知覧―「平和の尊さ」と脱歴史化の現代
  • 「慰霊祭」の言説空間と「広島」―「無難さ」の政治学
  • 「断絶」の風化とメディア文化―「継承」の欲望を問う視角
エピローグ 「ポスト戦後七〇年」と「戦争」をめぐる問い

<新聞書評>

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