陶酔映像論
著者:伊藤俊治
出版社:青土社
単行本:366ページ
発売日:2020/06/06
価格:2860円
分類:
映画論・映像論
演劇
<マイリスト>
<目次>
1 来たるべき映像のために/絵画・写真・映画
- 映画の未来の陶酔のために―ジャン=リュック・ゴダール「イメージの本」
- 逃げ去る映画/新しい記憶―ジャン=リュック・ゴダール「勝手に逃げろ/人生」
- 光と瞬間の奇跡―ピクチャーからモーションピクチャーへ
2 聖性を呼ぶ
- オリンピアの身体―レニ・リーフェンシュタールの映像身体
- 身体、影の詰まった袋―ルイス・ブニュエル「忘れられた人々」を呼びさます
- 肉体の抑圧と再帰する性の欲望―デイヴィッド・クローネンバーグ論
3 愛するエスノグラフィ
- 陶酔する映像―マヤ・デーレン「神聖騎士」を中心に
- 感覚民族誌と世界霊―ハーバード大学感覚民族誌学研究所「リヴァイアサン」から「カニバ」へ
- シネトランスの彼方へ―ジャン・ルーシュの憑依儀礼映像を中心に
4 転生する記憶
- 転生と精霊―アピチャッポン・ウィーラセタクンの映像芸術
- イメージの山へ―フィオナ・タン「アセント」
- 旋回する想起―ビル・ビオラの踊る知覚映像
5 陶酔のドキュマン
- 夜汽車のメタモルフォーゼ―一九三〇年代の小津安二郎
- サイレント・デスマスク―「非常線の女」における小津安二郎の写真/映画
- 閃光/記憶と忘却―ジョシュア・オッペンハイマー「アクト・オブ・キリング」から「ルック・オブ・サイレンス」へ
- “陶酔の真実”を求めて―ヴェルナー・ヘルツォークの不思議な旅
<新聞書評>