- 遠藤周作論の脱構築
- 探偵小説との出会い
- 「影なき男」を読む
- 探偵小説作家としての遠藤周作
- 遠藤文学の横糸と縦糸
- 痕跡の追跡としての探偵小説
- 技法を問う作家―小説家と批評家としての遠藤周作
- 探偵小説という技法
- リヨンの犯罪学者E.ロカール―遠藤の痕跡理解の淵源
- 神を追跡する人・人を追跡する神
- フェレイラの棄教―「出発点における不可思議性」
- 井上筑後守とロドリゴ―「中道に於けるサスペンス」
- 最期の切支丹司祭―「結末の意外性」
- なぜ『沈黙』は「切支丹屋敷役人日記」で締めくくられたのか
- 結論の代わりに―今後の遠藤研究のための提言