- 特攻戦跡の発明―知覧航空基地跡と護国神社の相克
- “平和の象徴”になった特攻―一九八〇年代の知覧町における観光と平和
- 「特攻の母」の発見―鳥濱トメをめぐる「真正性」の構築
- 「知覧」の真正性―「ホタル」化する特攻と「わかりやすい戦跡」
- 万世特攻基地の戦後―観光化の峻拒と慰霊への固執
- 海軍鹿屋航空基地の遺産―特攻をめぐる寡黙さの所以
- 朝鮮人特攻隊員のイメージの変容―韓国における「特攻」の受け入れがたさ
- 「戦闘機」への執着―ミリタリー・ファンの成立と戦記雑誌の変容
- コンビニエンスなマンガ体験としての「知覧」―『実録神風』のメディア力学
- 記憶の継承から遺志の継承へ―知覧巡礼の活入れ効果に着目して