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日本とは何か――日本語の始源の姿を追った国学者たち

著者:今野真二 
出版社:みすず書房
単行本:424ページ
発売日:2023/05/18
価格:5280円
分類: 言語学  語学・教育 
日本とは何か――日本語の始源の姿を追った国学者たち
       

<マイリスト>

<目次>

序章 江戸のエピステーメー
第1章 フィロロジスト契沖
  • 契沖の『万葉集』研究―万葉仮名を整理する
  • 『和字正濫鈔』は仮名遣い書か
  • 橘成員との論争
  • 語源・異名への意識―『円珠庵雑記』をよむ
第2章 賀茂真淵―経験、直感による知覚
  • 『冠辞考』
  • 直感によるアプローチと論理
  • 歌を詠むこと・歌を理解すること―実践的解釈論
  • 五十音図による音義的解釈のさきがけ
第3章 本居宣長
  • 文法のダイヤグラム―『てにをは紐鏡』
  • 仮名によって漢字の発音を示す―『字音仮字用格』
  • メタ言語としての口語
  • 宣長の方法―『古今集遠鏡』
  • 上田秋成との論争―「呵刈葭」
第4章 富士谷御杖の言霊倒語説
  • 異端の国学者
  • 歌を詠むことで「真言」を追究する
  • さまざまな言語学的知見
  • 言霊倒語説
終章 詩的言語と国学者

<新聞書評>

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