職業作家の生活と出版環境: 日記資料から研究方法を拓く
著者:和田 敦彦
出版社:文学通信
単行本:282ページ
発売日:2022/06/24
価格:2970円
<マイリスト>
<目次>
第1部 論考編―作家とメディア環境
- 作家とカストリ雑誌のせめぎ合い カストリ雑誌に消費された純文芸作家―榛葉初期作品における「性」と肉体
- モデル小説の権利問題と影響力 モデル小説の応酬とその批評性―榛葉英治『誘惑者』と四条寒一「縄の帯」
- 戦後の文芸メディア変動の力学 純文学を志向する中間小説作家・榛葉英治―文芸メディア変動期における自己像の模索とその帰結
- 文学と映画の関わり 一九六〇年映画と文学のすれ違う共闘―榛葉英治『乾いた湖』の映画化による改変をめぐって
- 戦争の記憶とその継承 作家が描いた引揚げ体験と南京大虐殺事件―『城壁』との関わりから ほか
第2部 データ編―日記資料から何がわかるか
- 日記への関わり方―日記のなかに書かれた「日記」の記録
- 作家の経済活動―金銭収支の記録
- 文壇グループの動態―人脈の記録
- 雑誌メディアへの言及の変遷―雑誌に関する記録
- 「癌」という病―癌に関する記録 ほか
<新聞書評>
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