第1部 河内源氏・佐竹氏が戦国大名になるまで
- 平安末期から鎌倉期の佐竹氏―常陸国に留住・土着し、鎌倉幕府の御家人となる
- 南北朝期から室町期の佐竹氏―北朝方の足利尊氏に呼応し、常陸国守護となる
- 戦国大名化への道程―百年にわたる本家争いを制し、一族の統一に成功する
- 手這坂の戦い 一五六九年―“東関東の盟主”誕生のきっかけとなった戦い
- 沼尻合戦 一五八四年―反北条勢力が結集した関東の“天下分け目”の戦い
- 郡山合戦 一五八八年―南奥の覇権をめぐり、伊達政宗軍と激突する
- 佐竹氏家臣団の構成と編成―戦国期佐竹氏の権力構造の特徴とは何か?
- 領国内の支配関係1―常陸統一と有力国衆の江戸氏・小野崎氏
- 領国内の支配関係2―大掾氏との関係は、同盟か従属か?
- 信長と佐竹氏・「東方之衆」―信長と佐竹氏は、いかなる関係を築いたのか
- 「朝鮮出兵」と中近世移行期の佐竹氏―豊臣政権から迫られた“新たな時代”への対応
- 運命の「関ヶ原合戦」―激動の時代を乗り越え、秋田二十万石の大名として存続
- 戦国大名と仏教―波瀾の人生を生きた佐竹氏一族の高僧・宥義