額田王―宮廷に演じる
柿本人麻呂―劇を歌う
山上憶良―到来するものへのまなざし
大伴家持―和歌史を始める
在原業平―生の境界で歌う
紀貫之―言葉の想像力を展開する
曾禰好忠―身の想像力を解放する
源氏物語の和歌―創作感覚を刺激する
和泉式部―生と死を越境する
源俊頼―連動する言葉と想像力
西行―変貌を演じる
藤原俊成・定家―「古典」をつくる
京極為兼と前期京極派―あわいにひそむ意志
頓阿―正統派和歌の普及者
正徹―想念と感覚にまぎれる
三条西実隆―「みやび」を守り立てた文化人
細川幽斎―戦国を生き抜く歌道
後水尾院―和歌の価値を高める
香川景樹―溶け込んでいく「しらべ」