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おみくじの歌 (コレクション日本歌人選)

著者:平野 多恵 
出版社:笠間書院
単行本:115ページ
発売日:2019-05-08
分類: 和歌・俳諧  ノンフィクション 
キーワード:  
おみくじの歌 (コレクション日本歌人選)
       

<マイリスト>

<目次>

八雲立つ出雲八重垣つまごみに八重垣つくるその八重垣を―出典『古事記』『日本書紀』『古今和歌集』仮名序
いかばかり年は経ねども住の江の松ぞふたたび生ひかはりぬる(住吉大社・大阪)
大ぞらのかすみをわけていづる哉さくらがうえのはるの夜の月(住吉楠〓(くん)神社・大阪)
あめのしためぐむ草木のめもはるにかぎりもしらぬ御世の末々(上賀茂神社・京都)
もの思ふに立ち舞ふべくもあらぬ身の袖うちふりし心知りきや(下鴨神社/相生社・京都)
なつかしき色ともなしに何にこの末摘花を袖に触れけむ(三室戸寺・京都)
めぐりあひて見しやそれともわかぬまに雲がくれにしよはの月かな(石山寺・滋賀)
思ふこと身にあまるまでなる滝のしばしよどむを何うらむらむ(熊野那智大社・和歌山)
千早ぶる熊野の宮のなぎの葉を変わらぬ千代のためしにぞ折る(熊野速玉大社・和歌山)
由良のとを渡る舟人かぢを絶えゆくへも知らぬ恋の道かな(近江神宮・滋賀)〔ほか〕

<新聞書評>

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