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物流危機は終わらない――暮らしを支える労働のゆくえ

著者:首藤 若菜 
レーベル: 岩波新書
出版社:岩波書店
新書:240ページ
発売日:2018/12/21
価格:902円
分類: 社会と文化  流通・物流 
キーワード: 物流  危機  暮らし  労働  ゆくえ 
評価 3.5   読者数 2.5
紹介:斎藤美奈子 
物流危機は終わらない――暮らしを支える労働のゆくえ
       

<マイリスト>

<目次>

第1章 宅配が止まる?―ヤマト・ショックから考える
  • ヤマト運輸の「サービス残業」問題
  • 「即日配達」と「送料無料」―ネット通販以後
  • 「お客様のために」―形骸化していったルール
  • 社会を維持するコスト
第2章 休めない、支払われない、守られない―トラックドライバーの現実
  • 物流の九割を占める日本経済の黒衣
  • ドライバーを取り囲む法制度の「抜け穴」
第3章 悩む物流―なぜこんなに安く荷物が届くのか
  • 激化する業界競争
  • 賃金の低下と成果主義の強化
  • 物流二法は何をもたらしたか
第4章 経済のインフラを維持できるか―持続可能性の危機
  • 危機の解決策はあるのか
  • 深刻化した人手不足
  • 「適正な料金」に向けて
  • 運賃が先か、賃金が先か
  • 荷主を巻き込む
第5章 物流危機が問いかけるもの
  • 「適正」な企業が淘汰され、「不適正」な企業がはびこる
  • 「高い質を安い価格で」の限界
  • ルールづくりの重要性

<新聞書評>

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