序章 「核の遊び場」とされた太平洋諸島はいま
- グローバルヒバクシャの射程
- マーシャル諸島の概要
- マーシャル諸島の米核実験 ほか
第1章 終わりなき核被害
- 「美しい景色」
- 「核の難民」として生きる
- 「No Place Like Home」 ほか
第2章 核被害“非認定”の地域―「視野の外」に置かれたアイルックの人びと
- 「わたしも被爆した」
- 「あの時」の証言
- 被爆を把握した米当局と視えなかった住民 ほか
第3章 核実験場に選ばれた土地―「核の難民」となったビキニとエニウェトクの人びと
- 「なぜ、アメリカ人はここに来て実験をするのか」
- ビキニで実施された第二次大戦後初の核実験 ほか
第4章 核実験反対の声と米政府の対応―核実験をめぐるもう一つの攻防
- 原水爆禁止を求める声
- 引きに水爆実験「ブラボー」
- 放射能を可視化した第五福竜丸 ほか
第5章 被曝を生き抜く―追跡調査の対象とされたロンゲラップとウトリックの人びと
- 「人生を永久に変えた」
- 水爆実験ブラボーの体験:米軍基地への収容 ほか
終章 「視えない」核被害―実態にどう迫るのか
- 可視化装置としての「グローバルヒバクシャ」:視えない核被害
- マクロの観点からのアプローチ ほか