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江戸絵画の非常識―近世絵画の定説をくつがえす (日本文化 私の最新講義)

著者:安村 敏信 
出版社:敬文舎
単行本:311ページ
発売日:2013-03
価格:3024円
分類: 東洋・日本美術史 
キーワード: 江戸  絵画  非常識  近世 
江戸絵画の非常識―近世絵画の定説をくつがえす (日本文化 私の最新講義)
       

<マイリスト>

<目次>

俵屋宗達の『風神雷神図屏風』は、晩年に描かれた傑作である。
光琳は宗達を乗り越えようとして、琳派を大成した。
江戸狩野派は粉本主義によって疲弊し、探幽・常信以降は見るべきものがない。
応挙が出て京都画壇は一変した。
長崎に渡来した沈南蘋は、三都に強い影響を与えた。
秋田蘭画は秋田で描かれた。
封建社会の江戸では、閨秀画家の活躍の場は少なかった。
上方で大成した南画は、谷文晁によって江戸に広められた。
浮世絵は江戸庶民の芸術であり、浮世絵師になったのも庶民である。
浮世絵はのちに錦絵といわれるように、版画が主流である。
奇想派があった。
東京芝・増上寺の『五百羅漢図』一〇〇幅は、狩野一信によって描かれた。
油画は明治になってから描かれた
将来の美術史へ向けての基礎的事実

<新聞書評>

<安村 敏信の本>