第一章 プロパガンダ・モデル
- 1 マスメディアの規模、所有者、利益志向―第一フィルター
- 2 広告という営業認可装置―第二フィルター
- 3 マスメディアの情報源―第三フィルター
- 4 「集中砲火」とその仕掛け人―第四フィルター
- 5 制御メカニズムとしての反共思想―第五フィルター ほか
第二章 価値ある被害者と価値なき被害者
- 1 ポーランドの一神父とラテンアメリカの百人の聖職者
- 2 ルティリオ・グランデの殺害と価値なき七十二人
- 3 大司教オスカル・ロメロの殺害
- 4 エルサルバドルで殺された四人のアメリカ人女性信徒
- 5 グアテマラで殺された二十三人の聖職者 ほか
第三章 第三世界選挙の正統性と無意味さ―エルサルバドル・グアテマラ・ニカラグア
- 1 選挙プロパガンダの枠組み
- 2 選挙の基本的条件は満たされていたか
- 3 「自由投票」の強制手段
- 4 「狂った殺人マシン」を初期民主主義の保護者に仕立てる
- 5 「グアテマラは穏健派を選択」したか ほか
第四章 誰がローマ教皇暗殺を企てたか―KGB=ブルガリア陰謀説を検証する
- 1 SHKモデルの登場
- 2 SHKモデルの五つの問題点
- 3 妥当な代案モデル
- 4 ブルガリアン・コネクションの無批判な受け入れ
- 5 情報源の著しい偏向 ほか