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狩り狩られる経験の現象学: ブッシュマンの感応と変身

著者:菅原 和孝 
出版社:京都大学学術出版会
単行本:511ページ
発売日:2015-03-03
価格:4968円
分類: 文化人類学一般 
キーワード: 狩り  経験  現象学  変身 
狩り狩られる経験の現象学: ブッシュマンの感応と変身
       

<マイリスト>

<目次>

序章 魅惑と境界―論理構成・方法論・問題系
  • 語りの「現象学的な民族誌」へ向けて―旅程と構成
  • 方法論と基本概念 ほか
第1章 始原の物語―グイの創世神話
  • 思想と物語
  • 世界の始まりと猟獣たちの創造 ほか
第2章 気づきと感応―他者としての動物
  • 記号と差異
  • 動物をおもしろがる ほか
第3章 食うと病むもの―肉食の禁忌と忌避
  • 「食うと病むもの」を食ったら―最初の遭遇
  • ヒョウの匂いで死ぬ―民俗免疫理論との遭遇 ほか
第4章 翼ある告知者―環境と虚環境の双発的生成
  • 民族鳥類学事始め―バード・ウォッチングからの接近
  • 注視と呼びかけ ほか
第5章 殺しのパッション―狩る経験の現象学
  • 殺意の装置―罠と矢
  • 狩猟の情動シナリオ ほか
第6章 掻かれ咬まれ殺される―パーホ(咬むもの)の恐怖
  • 穴を掘る「皮」―ツチブタの脅威
  • ヒョウに襲われる―失望のシナリオ ほか
第7章 女の魔力と動物への変身―“キマ”をめぐる省察
  • “キマ”との出会い
  • キマと呪詛はどう違うのか ほか
終章 動物的実存への還帰―現象学的自然主義への途
  • 間身体的な動機づけ
  • 境界は撹乱されたか―「静かな革命」をめぐって ほか

<新聞書評>