序章 近くて遠い邦「内モンゴル」
第1章 「やっぱりあの家族は日本の走狗だった!」―文化大革命中に「日本の走狗のアバズレ娘」と称された母セーペルマの回想
第2章 「あの若い日本人夫婦は無事帰国したのかなあ!」―ラマ・イン・クレー寺の活仏の兄アヨシの回想
第3章 「かつてウジムチン草原は日本の統治下にあったことを今の日本人は知っているか」―ラマ・イン・クレー寺の住持ポンソグの回想
第4章 「俺はモンゴルの最高審判官だ」―日本特務機関使用人の娘シルとその夫のヨンドンジャムソの回想
第5章 「あれは一九四五年八月一一日の朝のことだった」―貝子廟モンゴル伝統医療センターの名医ドブジョルの回想
第6章 「チンギス・ハーンは日本人だった!?」―日本軍車輌班の運転手だったワンチョックの回想
終章 遠いけれど近かった「内モンゴル」