第1部 福島の農の再生と地域の復興―原子力災害と向き合って
- 土の力と農のくらしが再生の道を拓く
- 農地の放射性セシウム汚染と作物への影響
- いま川と農業用水はどうなっているのか
- いま里山はどうなっているのか
- 東和地区における農業復興の展開と構造―集落・人・自治組織にみる山村農業の強さ
- 竹林の再生に向けて
- 安心できる営農技術の組み立てを目指して
- 被災地大学が問われた「知」と「支援」のかたち
第2部 農家と科学者の出会いと協働を振り返って
- 農家と研究者の協働による調査の最前線に立って
- 座談会 道の駅ふくしま東和で原発災害復興の一?二年を語る
- 南相馬市小高区で有機稲作を続ける―有機農業の仲間たちと日本有機農業学会の研究者に励まされて
- 試練を乗り越えて水田の作付けを広げる―南相馬農地再生協議会の取り組み
- 全村避難から農のある村づくりの再開へ―飯館村第一二行政区の活動
第3部 農家と共に歩んだ研究者・野中昌法
- 野中昌法の仕事の意義―農業復興へ 福島の経験
- 「農の」視点、総合農学としての有機農業の必然性について
- 有機農業とトランスサイエンス:科学者と農家の役割
- 科学者の責任と倫理
- 書評『農と言える日本人―福島発・農業の復興へ』