第1章 ジャーナリスト山本美香の誕生―運命の出会いから世界の紛争地へ(1996年アフガニスタン?2003年バグダッドまで)
- 運命の出会い
- 新卒で入社した会社を退職
- 離婚、そしてふたりで再出発
- 初めての紛争地取材でアフガニスタンへ
- 女性の立場から伝えていけること
- 仕事で結果を出すことがふたりを認めてもらうこと
- 小さな命に目を向けるやさしさと、報道者としての度胸
- ケンカをせいても、ただ一緒にいることが勇気
- ふたりのジャーナリスト人生い追い風が
- ジャーナリストとしての意識を変えたバグダッド
第2章 中継されなかったバグダッド―唯一の日本人女性記者現地ルポ―イラク戦争の真実(2003年バグダッド)
- はじめに
- 嵐が来る前に
- 爆弾が降ってきた
- 勝つのはどっちだ
- もう逃げられない
- さらば、フセイン
- あとがき
第3章 バトンを受け継ぐものたちへ―若い世代へ、ジャーナリストの仲間たちへ、そして佐藤和孝さんへ(2003年バグダッド以降)
- 若い世代に自分の経験を語り、伝えていく喜び
- 美香さんは佐藤さんの生徒
- 言葉もなく被災地で立ち尽くして…東日本大震災を取材して
- 真実として伝えるべきこと
- 防護服を着て福島へ
第4章 あの日のこと―山本美香が遺したもの(2012年シリアにて)
- 守ってあげたかった、代わってあげたかった―あの日、アレッポにて
- 取材に基本的にはミスはなかった
- シリアに取材に行くジャーナリストは少ない
- 8月20日
- ジャーナリストは戦争を止められるのではないか
- 美香ちゃん、もうひと踏ん張りだ
- 僕は淡々と現場に戻る