第1部 ジャポニスムの群生
- 十九世紀後半のフランスにおける日本趣味
- サロン絵画における主題としての日本―異国趣味と女性像
- フィルマン=ジラールとジャポニスム
- 変容する〈アジア〉―大陸寓意像と「日本娘」
- 「マネ・印象派のジャポニスム」再考―浮世絵版画との関係を中心に
- 絵の中の文字―近代フランス絵画の場合
- フランスにおける陶磁器のジャポニスム
- ラファエル・コラン―「ダフニスとクロエ」の画家
- コランと日本―共鳴のジャポニスムから日本近代洋画の父へ
- 西洋留学と明治洋画
- 山本芳翠の裸婦像―“天女”と“裸婦”について
- 明治洋画とレアリスムの系譜―五姓田義松のフランス留学
- 黒田清輝と西洋美術教育
- 黒田清輝とフランス絵画
- ラファエル・コランと日本人画家たち
- 芸術の移動と変容