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肖像画の時代 ?中世形成期における絵画の思想的深層?

著者:伊藤 大輔 
出版社:名古屋大学出版会
単行本:450ページ
発売日:2011-12-02
価格:7128円
分類: 東洋・日本美術史 
キーワード: 時代  絵画  深層 
肖像画の時代 ?中世形成期における絵画の思想的深層?
       

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<目次>

鎌倉時代肖像画研究序説
絵巻物から肖像画へ―変革期の日本美術
第1部 絵巻物に見る転換の諸相―院政期美術の背景
  • 神仙山水としての「信貴山縁起絵巻」
  • 絵画との対面の感覚―「信貴山縁起絵巻・延喜加持巻」剣の護法の場について
  • 国家の神話としての「伴大納言絵巻」
第2部 似絵考―徳治理念の表象としての肖像
  • 似絵以前の平安貴族の肖像観―呪詛論をこえて
  • 生身性と肖似性―肖像表現の基礎概念と院政期の肖像表現
  • 似絵と尚歯会図―似絵の起源
  • 「似絵詞」に見る似絵―源流・名付け・概念
  • 似絵の時期区分―「似絵詞」を中心に
  • 初期似絵から中期似絵へ―「中殿御会図」について
  • 後期の似絵―「天皇摂関御影」について
  • 東アジア肖像画の標準―「元人名賢四像図巻」について
第3部 「明恵上人樹上坐禅像」考―華厳思想の表象としての肖像(造形の特徴と宋画の摂取
  • 構図法を中心に
  • 空間の組み立て・彩色・筆線などを中心に
東アジア的な図像の伝統―主題を巡る考察(1)
華厳の思想的実践としての肖像画―主題を巡る考察(2)
補論 多様な肖像世界―「明慶上人像(披講像)について」)

<新聞書評>

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