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昔話はなぜ、お爺さんとお婆さんが主役なのか

著者:大塚ひかり 
出版社:草思社
単行本(ソフトカバー):268ページ
発売日:2015-03-16
分類: エッセー・随筆  伝承・神話 
キーワード: 昔話  主役 
昔話はなぜ、お爺さんとお婆さんが主役なのか
       

<マイリスト>

<目次>

昔の老人の人生―昔話と古典文学が伝える貧しさや孤独という「現実」
昔話の老人は、なぜ働き者なのか―「爺は山で柴刈り、婆は川で洗濯」の背景
昔話の老人は、なぜ「子がいない」のか―「わらしべ長者」のルーツを探る
家族の中の老人の孤独―「姥捨て山」説話と「舌切り雀」の真実
古典文学の中の「婚活じじい」と「零落ばばあ」―平安・鎌倉期の結婚事情
昔話に隠された性―「浦島太郎」が竜宮城に行った本当の理由
古典文学の老いらくの恋と性―『万葉集』から『東海道中膝栗毛』まで
古典文学の中の「同性愛」の老人たち―爺と稚児、婆と美女の物語
昔話は犯罪だらけ―老人たちの被害と加害
自殺や自傷行為で「極楽往生」?―昔話の往生話と平安老人たちの「終活」
老いは醜い―昔話の「姥皮」と大古典の老人観
閉塞状況を打開する老人パワー―古典文学の名脇役たちと、棄老伝説
「社会のお荷物」が力を発揮する時―昔話はなぜ老人が主役なのか
昔話ではなぜ「良い爺」の隣に「悪い爺」がいるのか―老人の二面性と物語性
昔話はなぜ語り継がれるのか―『源氏物語』の明石の入道・尼君夫妻が子孫に伝えたこと
昔話と古典文学にみる「アンチエイジング」―若返りの目的はさまざま
実在したイカす老人―成尋阿闍梨母、乙前、世阿弥、上田秋成、四世鶴屋南北、葛飾北斎、阿栄

<新聞書評>

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