第1章 脳の「自己」と身体の「自己」
第2章 免疫の「自己」中心性―胸腺と免疫の内部世界
第3章 免疫の認識論―ネットワーク説をめぐって
第4章 体制としての免疫―インターロイキン王国の興亡
第5章 超システムとしての免疫―自己の成立機構
第6章 スーパー人間の崩壊―免疫系の老化
第7章 エイズと文化―RNAウイルス遺伝子の謀略
第8章 アレルギーの時代―あるいは相互拒否の論理
第9章 内なる外―管としての人間
第10章 免疫系の叛乱―自己寛容と自己免疫
第11章 免疫からの逃亡―癌はなぜ排除されないか
第12章 解体された「自己」―再び「自己」について