夏休みの最初の日、〈よみがえる恐竜展〉ですべてはじまった。…「本物の生きた恐竜を見たくないか」―なぞの古生物学者・大矢野博士に誘われたぼくは、恐竜に変身して、6500万年前の世界にやってきた。そこでは、さまざまな恐竜たちがのどかに暮らしていた。テスケロサウルス(美しいトカゲ)になったぼくは、しだいに恐竜たちの生活になじんでいく。群れのリーダーのヨナ、多くの仲間たち、ほのかに恋心をおぼえるミナ、そしてなぞのディラノサウルス・ガドン…・やがて、〈絶滅〉の時がやってきた。
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<三田村 信行の本>