非・常識に対して常識を、常識に対して反・常識を言う必要―憲法を議論する際に
「自然」の集団と「人為」の個人―憲法が想定する「国民」とは
「リベラル」=社会民主主義vs「リベラル」=市場主義―経済的自由と二種類の規制
「自分のことは自分で決める」自由と、しかし侵してはならない「人間の尊厳」―自己決定とその限界
競争を制限して護るべきもの―働き・学び・育て・暮らすこと
「五五年体制」は悪かっただけか―政権交代さえあればよいのか
「市民」は「国民」の代役になるか―「市民」の二つの対照例
「身近な司法」であればよいか―裁判と「国民」の関係
君主の役割のパラドックス―「象徴天皇」のむずかしさ
「普通の国」を超えるのか、「普通の国」以下でよいのか―憲法九条をめぐって
「この国のかたち」ということの意味―憲法を変えるということは?
近代国家の「罪」?―「新しい理論」vs「古い憲法学」