父と子―爛熟する十八世紀文化
自得翁―江戸時代エリートの思想的遍歴
明治維新―革命と硝煙の時代へ
鵬翼折る―プロシア的軍事国家の出現
冬の鴬―土佐のいごっそうに振りまわされる
蛍雪の功再び―獄中の勉強三昧
蛍雪の功三たび―プロシア的憲法でよいのだろうか?
日本のデモクラシー―近代国家への模索
日本の憲政―世界に誇るサムライ・デモクラシー
議会民主主義の最初の挫折―暴力的な大選挙干渉
条約改正問題―不平等条約に泣いた半世紀
朝鮮半島における日清の角逐
東学党の乱―朝鮮は清国の属国か
開戦へ―不退転の決意
開戦外交―当面の干渉を防ぐ
豊島沖の海戦―大日本帝国の夜明け
日本軍の快勝―中国の戦略倒れ、日本の戦術倒れ
戦争の終局―時間と競争の戦争
三国干渉その一 李鴻章の老獪かえって愛すべし
三国干渉その2 他策なかりしを信ず
陸奥の死 デモクラシーの未達成に憾みを残しつつ