- 『わたしと小鳥とすずと』金子みすゞ―一個人の感情を越えた寂しさ、切なさ
- 『ながい旅』大岡昇平―謝罪する時にこそ、人間の本質があらわれる ほか
- 『変身』カフカ―人間が虫になる不条理よりも不気味なもの
- 『父の帽子』森茉莉―父に溺愛された娘の自由自在な精神 ほか
- 「ジョゼと虎と魚たち」田辺聖子―男の子なら愛さないではいられないジョゼの女心
- 『星の王子さま』サン・テグジュペリ―肝心なことはいつでも心の中にある ほか
- 『グレート・ギャツビー』スコット・フィッツジェラルド―絶望という一点にのみ突き進んでゆく悲劇
- 『冬の犬』アリステア・マクラウド―厳寒の島に暮らす少年と犬の別れを、淡々と描く ほか