1冊目の本ができあがった時、思わず手を合わせて、拝んだ。
1日1枚書けば1年で1冊の本になる。
出版社を紹介してもらうことより、1本の作品を書くことが先。
注文がなくても書いてしまう人が、作家になれる。
ボツ原稿をたくさん書いた人は、成功する。
ドストエフスキーは、借金に追いかけられて、名作を書いた。
枕元に積み上げたボツ原稿の山のエネルギーが、私に本を書かせる。
1冊目の本は、意地と体力と殺意と感謝で生まれる。
1冊も本が出ないうちに、忙しくなる日のために、書きためておこう。
最高傑作は、注文のない頃に、すでに書いている。〔ほか〕