第1章 探偵で読む
- 異邦人としてのエルキュール・ポワロ ポワロを知る二冊―『スタイルズ荘の怪事件』『ポワロの事件簿1』
- 時代の証人としてのジェーン・マープル ミス・マープルを知る二冊―『ミス・マープルと13の謎』『書斎の死体』 ほか
第2章 舞台と時代で読む
- 古き良きメイヘム・パーヴァ メイヘム・パーヴァを知る二冊―『アクロイド殺害事件』『ミス・マープル最初の事件 牧師館の殺人』
- ヒット作の鉱脈、中東ミステリ 中東ミステリを味わう二冊―『殺人は癖になる』『ナイルに死す』 ほか
第3章 人間関係で読む
- ロマンス!ロマンス!ロマンス! ロマンスに浸る三冊―『謎のエヴァンス』『忘られぬ死』『ホロー荘の殺人』
- 三角関係の使い方 三角関係のバリエーションを知る二冊―『杉の柩』『白昼の悪魔』
- いろいろな家族の形 家族のドラマを味わう三冊―『ポアロのクリスマス』『ねじれた家』『無実はさいなむ』
第4章 騙しのテクニックで読む
- 童謡だけじゃない“見立て” 見立て殺人におののく二冊―『そして誰もいなくなった』『ポケットにライ麦を』
- 二種類ある、回想の殺人 回想の殺人を味わう二冊―『五匹の子豚』『スリーピング・マーダー』
- ミステリの華、意外な犯人 意外な犯人に驚く二冊―『三幕の悲劇』『カーテン』
第5章 読者をいかにミスリードするか(『シタフォードの謎』『殺人は容易だ』)