昭和陸軍の派閥抗争―まえがきに代えて
東条英機―昭和の悲劇の体現者
梅津美治郎―「後始末」に尽力した陸軍大将
阿南惟幾―「徳義即戦力」を貫いた武将
鈴木貞一―背広を着た軍人
武藤章―「政治的軍人」の実像
石原莞爾―悲劇の鬼才か、鬼才による悲劇か
牟田口廉也―信念と狂信の間
今村均―「ラバウルの名将」から見る日本陸軍の悲劇
山本五十六―その避戦構想と挫折
米内光政―終末点のない戦争指導
永野修身―海軍「主流派」の選択
高木惣吉―昭和期海軍の語り部
石川信吾―「日本海軍最強硬論者」の実像
堀悌吉―海軍軍縮派の悲劇