プロローグ―「流行の病気」『声の網』「おーいでてこーい」ほか
第1章 これはディストピアではない―「生活維持省」「白い服の男」「コビト」ほか
第2章 “秘密”でときめく人生―「眼鏡について」「雄大な計画」「おみそれ社会」ほか
第3章 アスペルガーにはアバターを―「地球から来た男」「肩の上の秘書」「火星航路」ほか
第4章 退嬰ユートピアと幸せな終末―「妖精配給会社」「最後の地球人」「古風な愛」ほか
第5章 「小説ではない」といわれる理由―「霧の星で」『人民は弱し 官吏は強し』「城のなかの人」ほか
第6章 SFから民話、そして神話へ―「マイ国家」「門のある家」「風の神話」ほか
第7章 商人としての小説家―「SFの短編の書き方」「とんでもないやつ」「第一回奇想天外SF新人賞選好座談会」ほか
第8章 寓話の哲学をもう一度―「老荘の思想」「SFと寓話」「いわんとすること」ほか
エピローグ―「錬金術師とSF作家」「小松左京論」「科学の僻地にて」ほか