第1章 ランダムネスという不思議な世界―ベストセラーは「たまたま」生まれる?
第2章 「それっぽい」話に潜む危険性―真実と「一部」真実の法則
第3章 直観はすべての選択肢を把握できない―カルダーノの「標本空間」がもつ威力
第4章 「たまたま」成功する確率を知る―パスカルの果たした二つの貢献
第5章 大数の法則と小数の法則―何人調べれば当選は確実とわかるのか?
第6章 「あなたが死ぬ確率は一〇〇〇分の九九九!」―ベイズ的判断と訴追者の誤謬
第7章 バラツキを手掛かりに真実をつかむ―測定と誤差の法則
第8章 ランダムネスを逆手に取る―カオスの中の秩序
第9章 パターンの錯覚と錯覚のパターン―偶然の出来事に「勝手」に意味を見いだす
第10章 ドランカーズ・ウォーク―偶然とうまく付き合っていくために