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歴史から理論を創造する方法: 社会科学と歴史学を統合する

著者:保城 広至 
出版社:勁草書房
単行本:182ページ
発売日:2015-03-27
キーワード: 歴史  理論  創造  方法  社会  科学  歴史学  統合 
評価 3.6   読者数 2.5
歴史から理論を創造する方法: 社会科学と歴史学を統合する
       

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<目次>

序章 歴史と理論:古くて新しい緊張関係
  • 歴史学者による社会科学者批判
  • 社会科学者の見解
  • 歴史と理論の断絶にはらむ問題
第1章 中範囲の理論:イシュー・時間・空間の限定
  • パターンと個性
  • 「自然主義」と社会科学
  • 社会科学理論の社会への影響
  • 中範囲の理論
第2章 「説明」とは何か?
  • 「説明」に関する三つの見解
  • 因果関係の解明としての「説明」
  • 統合としての「説明」 ほか
第3章 帰納/演繹、アブダクション
  • 帰納法とその問題点
  • 社会科学における演繹法の陥穽
  • アブダクション
第4章 構造的問いと事例全枚挙
  • 単一事例の問題点
  • 構造化、焦点化された比較の方法
  • 事例全枚挙
第5章 過程構築から理論化へ
  • 過程追跡という手法
  • 歴史過程の構築
  • 抽象化、比較分析から理論化へ
終章 さらなる議論を!
  • 本書が論じてきたこと
  • 本書の意義と限界