第1章 暴圧と故郷―青白いガス燈の下、血だらけで立つ正力
第2章 虐殺と伝令―伊藤博文愛用のステッキから凶弾一発
第3章 美談と略奪―武者ぶるいして読売に乗り込む
第4章 社旗と伝説―新聞の生命はグロチックとエロテスク
第5章 疑獄と遭難―正力テロ事件、六十年目の真相
第6章 不倫と絹糸―サヨナラ・ホームランをみた摂政宮
第7章 転向と墓銘―笑顔よしの沢村から微笑が消えた
第8章 決起と入獄―共産党の手に渡るなら読売をつぶせ!
第9章 祝宴と嫉妬―笹川良一がハダカで正力に説いた「浴槽の美学」