第1部 皇孫・皇太子時代
- 期待の男子―明治大帝の初孫
- 楽しい少年時代―欧州風教育と乃木学習院長
- 明治天皇への憧れと大正天皇への敬愛―東宮御学問所
- 新しい世界への目覚め―大正デモクラシー・渡欧・結婚
- 新帝としての気負い―政党政治の始まり
- 誇りと正義感の代償―張作霖爆殺事件
- 重圧と自信喪失―ロンドン条約・満州事変
- 国際的孤立と軍統制への不安―国際連盟脱退と二・二六事件
- 見通しのない戦争―盧溝橋事件・三国軍事同盟
- 日米開戦への危機―日米交渉・南部仏印進駐
- 神に祈るしかない―太平洋・大陸での戦い
- 一撃講和から降伏の決断―本土決戦か敗戦か
- 天皇制を守る―民主化と象徴天皇制の成立
- 退位問題に揺れる―サンフランシスコ講和
- 象徴天皇と「戦争責任」への心の傷―日米安保体制と「豊かな」日本への道