『氷壁』とアルピニズム―松涛明と奥山章の想い出
北鎌尾根へ―北岳バットレスからの転進
待ち人来たらず―一人ぼっちの穂高越え
風雪のビヴァーク―北鎌遭難の検証と考察
蒼い星―松涛明の死、そして上京
エゴイスト―登歩渓流会と松涛明
影を追って―登歩渓流会と蒲鉾屋「神茂」
ふたたび山へ―松涛明の「戦後」
死ぬことで生きる―風化しない松涛明の面影
孤独と焦燥―第二次RCC創設へ
血が騒ぐ人―奥山章の宿す翳
失意と燻る意思―滝沢スラブの大事故
翳の正体―山岳映画作りと奥山章の涙
クライマーの余生―見果てぬエベレスト
ふたつ目の死―三ツ峠へ行けなかった奥山章
安らぎ―アキラの歩まなかった道