序章 私の社会学体験―ジンメルとの出会い
第1章 「ジンメル」とはだれか?―相互作用論的社会観の特徴
第2章 社会をどこから見るか
第3章 社会学は何を問題としてきたのか?
第4章 社会の成り立ちと「ほんとうの私」との関係
第5章 「秘密」とは、コミュニケーションを拒否した態度か?―他者との「距離」をどうとるのか
第6章 「闘争」がダイナミックな人間関係を作る
第7章 貨幣の“現象学”―“私から社会へ”つながるメディアとして
第8章 ハイ・モダニティとしての現代―人間関係の相互性を時代とともに考える
終章 “私から社会へ”のルート探し―“根性なしの社会学”からの出発