序章 前近代のバチカン―起源から一七世紀まで
第1章 フランス革命の衝撃―超保守主義の台頭
第2章 ピウス9世の近代化政策と“豹変”―イタリア王国統一への抵抗
第3章 イタリア政治への介入―第一次世界大戦下の多角外交
第4章 ムッソリーニ、ヒトラーへの傾斜―バチカン市国成立と第二次世界大戦
第5章 ピウス12世の反共産主義―冷戦下、米国への接近
第6章 第二バチカン公会議―他宗教との和解と対共産主義・無神論
第7章 独自の対共産圏外交の追求―パウロ6世の意図
第8章 ポーランド人教皇の挑戦―ベルリンの壁崩壊までの道程
第9章 グローバル時代の教皇―宗教・民族紛争への介入
終章 バチカンと国際政治