- 散楽以前の幻戯―卑弥呼の鬼道から修験道まで
- 散楽―奈良時代の国立雑技団
- 阿倍清明―科学としての陰陽道
- 放下―布教がいつしか大興行へ
- 三人のスターたち―古の伝内、都右近、塩屋長次郎
- 手妻の誕生―娯楽芸としての発展
- からくり人形―傀儡師の系譜
- 伝授本―元禄期、庶民生活の底力
- 小屋掛けと寄席の進出―華やかなりし文化文政の手妻興行
- 柳川一蝶斎と「蝶」―単純芸を作り変えた画期的発想
- 手妻の傑作「水芸」―究極のイリュージョンに
- 松旭斎天一の登場―頂点を極めた男
- パリの万国博覧会―世界に羽ばたく蝶の芸
- 江戸期からの脱却と新たなる波―日本文化の否定
- 一世を風靡した娘太夫、天勝―美貌のネタッ子
- 蝶のその後―そして昭和の手妻師たち